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【2章】「たった一つ」の夢を失った中学生時代の発情がまん大会

中学生のこばりん
中学生のこばりん

最初に勃ったやつ負けだから!

 

負けたら罰ゲームねーー!

 

 

 

・・・思春期らしいバカっぽいゲームが始まった!

 

つまネエ
つまネエ
若いねーー・・・

こばりん
こばりん
若かったです

 

 

前回のあらすじ

担任を教育委員会送り。初めてのエロ本。初めての彼女と出会いと別れ。

そして、父親との別れ。

 

エアーガンを自分に向けて打ち放ったその瞬間、

雄叫びにならない心の雄叫びをあげた。

【1章】「2度も発砲」エアーガンで〇〇した破天荒なヤンチャ坊主 真っ赤な太陽が沈みはじめる頃、 農道を息を切らしながら走る あどけない一人の少年が、 ついさっきまで遊んでいた 幼馴...

 

自由きわまりない思考と行動力を糧に

壮大な夢を持った少年の行く末路は

 

夢をむしばんでいく世界だった・・・

 

 

夢を失う!少年が。

小学5年のころから

バスケットボールにハマっていた。

 

 

野球部に入っていたのに

夢はバスケットボール選手という

意味不明な夢を抱いていた。

 

 

なぜなら、

男子バスケットボール部がなかったからだ。

 

その同時、マイケルジョーダンという

伝説の選手がいた。

 

当然のように僕は憧れた。

 

 

マイケル・ジョーダンモデルの

バスケットシューズが

ファッションとしてモテはやされるほど

流行していた。

 

お金がなかったので

買うことはできず、正直悔しかった。

 

 

ものすごくバスケを練習した。

 

そのおかげで僕は

中学に行ってからもバスケの実力が

結構あったほうだ。

 

 

自由すぎるほどの破天荒さ

発揮していた小学生の勢いをもったまま

 

暗黒世界の

地元の中学校に入学することに・・・

 

 

 

ここから長〜い暗闇が

はるか続く不気味なトンネル

入っていった。

 

 

そして、トンネルの中で

夢はどこかへと引きづりこまれ、

 

魂が抜かれていくかのように

体から離れていった。

 

つまネエ
つまネエ
なんだか不気味ね・・・

こばりん
こばりん
ここからが面白いんですよっ

 

 

地獄絵図だった、、、

 

中学生のこばりん
中学生のこばりん
もう絶対、野球部には入んないから!

 

 

小学生時代、

野球部にいては嫌な思い出ばかりだった。

 

 

当然のようにいる

先輩のパワハラ軍団。

 

よくわからないが先輩が絶対と言うのは常。

 

先輩といえば調子に乗ってる。

 

練習といえば無理やり走らされる。

 

 

元々、体の弱かった僕は

ぜんそく発作をよく起こしていた。

 

中学生のこばりん
中学生のこばりん
おれは進んで監獄に入ったバカなのか?

 

苦痛の日々から、いつもいつも思っていた。

 

 

どの大会も毎年一回戦敗退、

奇跡が起きれば2回戦敗退。

 

 

そんな毎日に嫌気を指していた。

 

 

だから、中学いってからは

部活はやらないと

固く固く心に決めていた。

 

 

しかし、学校の取り決めとして

何かしらの部活に入らなければいけなかった。

 

でも、入学早々

僕はどの部活にも入らなかった。

 

 

当然、先輩には

ゴチャゴチャ言われた。

 

 

そんなときにあることが聞こえてきた。

 

友達
友達
高校入学のときに部活に入っていると内申書上がるから入っていたほうがいいよ

 

と、そんなウワサ

 

 

 

しぶしぶ、造形部という名前の

文化部に入ることにした。

 

 

入部してからは初々しい新入生らしく、

さっそくゆうれい部員になった。

 

つまネエ
つまネエ
早い、早い、

 

 

 

相変わらずの自由さを発動させながら

一年目の夏が来た。

 

ある休みの日に

友達みんなで野球ごっこをやっていた。

 

 

すると変な感覚に襲われた。

 

 

なんだか頭がおかしくなってしまったのか

やたらと野球がやりたくなった。

 

 

そして次の日、

あれだけ嫌悪感を抱いていた

野球部に入部することにした。

 

 

つまネエ
つまネエ
えええーーーーーーーーーー!!!

 

野球部という監獄で鍛え上げられた有能ロボット軍団

新たな監獄に自分から入って行った。。。

 

年間休日は3日もあっただろうか・・・

毎日が激しい練習。

 

 

頭を使う練習なんかほぼない。

 

いや、ない。

 

身体をシゴいてシゴいてシゴキまくった・・・

 

 

頭なんか使わない。

 

身体に染み込ませる。

 

 

スポンジに水を

吸い込ませるようにではない。

 

 

材木に色素を染み込ませるように

何日も何日もかけて

じっくりと浸からせる。

 

雨に当たったとしても

簡単には流れないぐらいギュウギュウと

染み込ませるのだ。

 

 

ただ、染み込ませるだけではない。

 

犬が飼い主に褒められたいあまりに

ベロを出しながら

「ハアハア」といいながら、

 

お手やおすわりの時に言う

掛け声の「お手」の「お」のタイミング

できるようになるぐらいにまで

 

しつけられる・・・

 

 

 

まさに「生き地獄」といえるほどの監獄

 

今だと体罰はテレビや新聞、雑誌でも

騒がれるようになった。

 

当時はそんなのおかまい無し。

 

 

むしろ体育会系で

体罰が無いほうが不思議なぐらいだった。

 

 

野球部の監督は

ノックバットの後ろにあるポコッとふくれている所で

コンコンと頭をよく叩いた。

 

叩いている本人は

軽くやっているようだがメチャクチャ痛い。

 

中学生のこばりん
中学生のこばりん
お前はどのぐらい痛いのかわかってんのか?

 

と思っていたが、

そんなこと言えるわけがない。。。

 

 

とりわけコーチは筋肉バカだった。

 

脳みその中まで柔軟性が全くない

本物の筋肉バカだった。

 

 

高校まで本気でプロ野球選手を

目指していたらしい。

 

なるために小学生の頃から

毎日腕立て伏せを10回やっていたらしい。

 

こばりん
こばりん
まー近場でプロの人がいないからプロのなり方がわからないのはしょうがないね

 

今だからわかるが、

それでプロになれるわけがない。

 

つまネエ
つまネエ
なんか壮絶だね・・・

こばりん
こばりん
そ、そうなんです

 

 

何者??

っで、だ!!

 

筋肉バカコーチのやるデコピン

信じられないぐらい強烈に痛い。

 

ぶっちゃけ脳しんとう起こす。

 

こばりん
こばりん
もしかして、デコピンのプロになったのか?

 

というぐらい痛い。

 

 

一般的にデコピンと言えば

中指を親指にひっかけて、

親指からはずれる反動で

 

「バチーーーン!」

 

といくものである。

 

 

コーチは違った。

筋肉バカのやるデコピンは普通じゃなかった。

 

 

中指から小指の4本指を親指にひっかけるのだ。

 

要は中指だけじゃなく、

ピアノを「ボロロローーン」と弾くリズム感で

4本指を連続ではじいてくる。

 

つまネエ
つまネエ
反動が弱いから痛くないんじゃないの?

 

と聞こえてきそうだけど、

まずは聞いて欲しいです。

 

 

小学生の頃から

毎日腕立て伏せを10回やったのは

ダテじゃない。

 

まさにこの最恐のデコピン

完成させるために

あったのだと言わざるを得ない。

 

 

しかし、これが必殺技じゃなかった。

 

最終奥義が。

 

 

もしかしたら一子相伝かもしれない。

 

 

手のひらで

顔面を覆いつくすように

親指、人差し指、薬指、小指の4本指

顔面を抑えつける。

 

そして、反対の手で

残った中指を弓矢のように

「ギリっギリっギリっ、、、、」

 

としならせ、

おでこに狙いを定めたら

中指を解き放つ。

 

まるで2週間飲まず食わずの腹ペコライオン

シマウマの群に解き放つかのように。。。

 

 

 

 

 

「バッチーーーーーーーーン!!!!!」

 

 

 

 

 

音とともに

頭は身体とともに後ろへ

跳ね飛ばされる。

 

すかさず獲物は顔面を抑えながら

そこら中をのたうちまわる。

 

まさに昭和の日本が作り出した

人間兵器

 

 

挙げ句の果てに筋肉バカコーチは

「脳みそ筋肉&先生」という立場を利用して

 

日常的にパワハラをしてくるから

厄介なやつだった。

 

つまネエ
つまネエ
なんか猛獣の棲み家みたいな学校だね・・・

こばりん
こばりん
当時はこんなもんだと思ってました・・・

 

壮絶な道場

野球グラウンドのとなりには

柔道場があった。

 

その柔道場では

全国レベルの監督がいたため

さらに壮絶なパワハラ

横行していた。

 

 

小学生時代に

一緒に雑草にチョコをつけて

食べていた幼なじみ

柔道部だった。

 

 

部活中に柔道場の横を

たまたま歩いた。

 

そのとき、幼なじみが

練習のまとめ役をやっていた。

 

幼なじみ
幼なじみ
組手ーーーー!

 

と、練習の掛け声をかけたとき

 

 

 

 

「っパーーーーン!」

 

 

 

と甲高い音がした。

 

幼なじみ
幼なじみ
いってーーーーーーー!!!!!

 

幼なじみが叫んだ。

 

なんと竹刀で作った柔道部監督お手製のムチで幼なじみを

男性
男性
声がちいさーい

と言って叩いたのである。

 

と、同時に幼なじみは言い放った!!!

 

 

幼なじみ
幼なじみ
くみてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーー怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒

 

 

柔道部の監督は

ちょんまげ悪代官のように

ニタニタしながら言い捨てた。

 

 

男性
男性
それでいい(ニやっ)

 

 

ウワサには聞いていたが、

柔道部とは恐ろしい鬼の住みかであると

つくづく思った瞬間だった。

 

 

きっとこの監督は地獄に落ちると思う・・・

 

 

 

さすがは野球部も柔道部も

野球マンガ星飛雄馬並みのパワハラを

受けていただけある。

 

 

県内では強豪チームだった。

 

 

考えるより先に身体が反応してしまうぐらいに

調教された分の結果は出していた。

 

 

野球部に関しては

最後の県大会3位

柔道部も似たような成績だった。

 

 

野球部が終わったときはさすがに

 

中学生のこばりん
中学生のこばりん
終わったぁーー^^

 

と心の底から思ったのは

一生忘れらない。。。

 

 

そして心から誓った。

 

中学生のこばりん
中学生のこばりん
もう野球はやらないっ!!!

 

 

事実上、人生から野球部を引退しました。

 

つまネエ
つまネエ
ってか、ムチってやばくない・・・

こばりん
こばりん
学校中でムチの噂が流れてましたけど、本当にあった時は驚きました

おバカな5人がやった発情がまん大会

高校受験を直前に控えた

おバカな5人が集まった。

 

そのうち四人は小学生の頃に

学校を脱走した時のメンバー。

 

 

受験前だというのに

おかまい無しで遊んでいた。

 

 

あるとき、

僕の家に集まる機会があった。

 

 

そこでやったのが、

 

 

「エ◯ビ見て、どれだけ勃つの我慢できるか選手権」

 

 

 

 

どう考えてもおバカちゃんな企画だと思う。笑

 

一生に一回しか経験したことがない。

 

 

ルールはいたって簡単。

 

エ◯ビを流して

どれだけ勃つのを我慢できるか

というもの。

 

 

念のために制限時間を

15分とした。

 

 

ちなみに言っておくと

制限時間は全く意味がなかった。

 

 

小さな目から目ん玉が飛び出るぐらい

恥ずかしいから

本当は言いたくないが、

見る前からギンギンに勃っていた。

 

 

 

試合は始まる前からすでに終わっていた。

 

 

 

酷な話しだ。

 

噴水のように

あふれ出る妄想力をもった中学生

ビデオを見る前から

 

想像しないなんてありえない。

 

 

お互いそんなことは露も知らずに

闘いの火蓋がきられた。

 

 

5人は、

目の前のブラウン管に映る

何やら怪しげなものを見ながら

 

ニヤニヤして

全員が勃ってないフリをする。

 

 

 

大丈夫だ。。。

 

 

全員がガンダチだから・・・

 

 

そして、15分が経った。。。

 

 

 

それぞれ勃ったかどうかの話しは

一切せずに壮絶な闘いの

幕を閉じた。

 

 

言うまでもない・・・

 

 

全員が試合開始前から

ノックアウト宣言のタオルを

リングに投げていたに

違いない。

 

つまネエ
つまネエ
男子っぽい・・・

こばりん
こばりん
・・・

 

 

次章

【3章】恋愛に部活に青春!なんて幻想は一切ない!ガタガタと崩れる人生の歯車 高校3年の夏休み目前、 僕は家出を決意した。 家族に対するイラ立ち、 クラスに友達と呼べる人は誰もいない、...

夢を失ったこばりんが進学したのは

カベケリという儀式が評判名高い工業高校。

 

思春期真っ盛りの多感期には

忘れられない出来事が数多く起きた。

 

孤独、人間不信、家族との決別、自分のみじめさ、

そして1人で生きていく辛さを思い知らされた・・・

 

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