【5章】心機一転のインストラクター養成校!?崩壊の4重奏が響き渡る!

 

友人A
「あっぢっっ!!あぢぃぃぃぃぃぃぃ!や゛め゛て゛ぇぇぇぇぇ(悲鳴)」

 

前回までの物語

性根は荒くれ、学校をサボっては麻雀漬けの日々・・・

そんなどん底の入口の開く前はエース候補まっしぐらだったのにクビになってしまったバドミントン部。

家族との摩擦がイヤになり、チャリで家出して極寒の風にさらされながら野宿生活を過ごし東京を目指した

【4章】晴れやかな卒業!?惨めさの渦中で決断した「一つの選択」

 

これまでの物語りは序章に過ぎない。

つまり、この第5章のお膳立てだ。

 

居酒屋で言うとお通しを食べながらチマチマと生ビールを飲んでいるようなものだ。

 

この物語りは頼んだ料理に箸をつつかせながら3杯目のお酒を飲んでいるところと言えよう。

 

さらに、この章では門外不出である禁断の物語を話すことになる。

この物語を他言しようものならこれから3年間、大根ほどの巨大なきゅうりを口の横が裂けてしまうぐらい突っ込まれ、ビリビリと地味に痛いという現実のような夢を見続けることになる。

 

決して他言してはいけない。

 

言いたくなってしまったなら実際にこの記事を見てもらうしかない。

そうすれば口が地味に裂いていたい思いをすることはなくなる。

 

では、さっそく物語を始めたい。

心して聞いてほしい。

 

1K6畳一間の寮で起きた禁断の物語り

 

友人A
「あっぢっっ!!あぢぃぃぃぃぃぃぃ!や゛め゛て゛ぇぇぇぇぇ(悲鳴)」

 

ポタッ・・・・ビチャッ

 

友人A
「ぎぃぃゃぁぁぁ・・・・」

 

ポタポタッ・・・ビチャッビチャッ

 

友人A
「う゛う゛お゛ぉぉぉぉぉ・・・」

「もうやめて・・・・」

 

それは友人Aの1Kの6畳一間の寮で起きた。

 

エアコンをつけたいが、電気代がもったいなくて我慢しなればならないぐらいの暑い夏だった。

そこには淡々としていて、時々、奇想天外な発想をする友人Bとお茶目ないたずらが大好きで根っから明るい性格の友人Cの

二人がいつものようにたまり場になっていたAの家に遊びに行っていた。

 

Aは最近彼女ができたため、溜まり場なのにたまれなくなっていた。

首についている真新しく、見るたびに増えている紫色のあざのような跡がそれを物語る。

 

頻度は少なくなったもののそれでも溜まり場にはなっていた。

 

Aは寮に据え付けられている安物のベッドの上に大の字で寝転んで真剣な表情をしながら、内心はニタニタと昨晩の出来事を想像しながら彼女とメールをしていた。

 

入学当初から1年以上もの間、Aはとても物静かなタイプだった。

一人でいるのが好きっていうわけではないが、自分からどんどん話すタイプではなかった。

どこかに行こうと誘えばすぐにのってくるし、ご飯もいつも一緒に食べていた。

とりあえず笑うときはニタっと笑い、声を出して笑うにしても鼻で蹴散らすような笑い方しかしなかった。

 

そんなAは2年になったとき、馴れ馴れしく近づいてくるうざいヤツとまではいかないが、まるで「別人じゃないか?」というぐらい性格がいきなり変わった。

 

よく言えばものすごく明るくなった。

笑うときも腹を抱えるようにして笑いたいように笑うタイプになった。

そして、よく話すようになった。

ぶっちゃけ気持ちが悪かった・・・

 

「こいつどうしたんだ???」

 

そう思っていた矢先、奇想天外なBがいたずら好きのCに言った。

 

奇想天外なB
「Aが今度ある人を紹介したいって・・・」

 

でたーーーーーー!!!

Aはつい最近、宗教に入っていたのである。

Bは一緒にAを止めようと言った。

 

しかし、

 

いたずら好きのC
「中を確認してからの方がいいんじゃない」

「もし、本当にいいんだったら、Aに悪いし。」

 

そして、CとBは宗教に入ったAを守るという使命を持ち、命をかけて潜入捜査を開始した。

 

潜入捜査したところはなんとも気味が悪い部屋だった・・・

 

話し合いの場は大手ハンバーガーチェーン店になった。

周りにいる他の客の視線を感じながら、幹部のような人を紹介された。

 

最初から入会つもりは毛頭なかった。

しかし、話しが進んでいくうちにとりあえず体験入会ができると言ってきた。

そして、

奇想天外なB
「やめよう」

 

と言ったが、果敢にも

 

いたずら好きのC
「いや、Aのために体験入会だけでもいっとこう!」

 

そして、Bはしぶしぶ納得しハンバーガーショップをあとにして、奥の方にはトラの毛皮が飾ってありそうな雰囲気が漂う宗教本部へと足を踏み入れた。

 

本当に不気味だ。

 

廊下はうす暗くて少し要塞のような雰囲気があって気味悪い。

まるで怪談話に出てきそうだ・・・

 

幹部のような人に案内され奥へ進むと受付があった。

体験入会と伝え、名前を書いた。

書き終えると幹部からさらに奥の部屋に案内された。

 

なんとそこには、、、

不気味な光景が繰り広げられていた・・・

 

何十人という人が声を上げながらお経を読んでいた。

中には学校帰りなんだと思われる女子高生もいた。

 

新人という扱いをされた友人Bと友人Cは一番前の特等席に座らされた。

そして、そこでお経の読み方を教わり適当に読んでいた。

その一部始終の間にCは思っていた。

いたずら好きのC
「潜入捜査なんて愚かで恐ろしい過ちを犯したかもしれない・・・

おれはBを巻き添えにしたかもしれない・・・」

 

体験入会のはずが、新入会員として扱われた・・・・・

 

いたずら好きのC
は・な・し・が、、、、、

 

そこからの出来事の記憶はそれはもう恐ろしく、言いたくても言えない・・・

後日、CとBはAを説得した。

 

奇想天外なB
「絶対やめた方がいいっ!!!!」
いたずら好きのC
「あれ、やっぱり変だよ!やめな!!!」

 

と猛烈に説得した結果、幸いAは無事に脱退することにした。

 

揉めることもなく何日か過ぎた頃、Cの携帯に一本の電話が鳴り響いた。

幹部からだ。

 

Cは体験入会したあとに宗教幹部にやめるとまだ言っていなかったので、電話でそれを伝えた。

その電話の最後に不気味な一言を言われた。

 

いたずら好きのC
「体験してみたんですけどやっぱりやめることにします」
幹部
「続けてるといいことあるよ^^みんな願いが叶って言ってるよ。
おれも奥さんと結婚したんだよ。いいことづくめだよ^^」
いたずら好きのC
「んーでもやっぱりやめときます。続けれそうにないですし・・・」
幹部
「大丈夫だよ^^少しでもやれるときにやればいいんだよ。
そりゃあ、毎日やったほうがいいけどやれるときだけでもいいんだよ^^」
いたずら好きのC
「やめるとバチ当たるんですか?」
幹部
「んーー、やるって言ってやめるとどんな形かわからないけどバチ当たるよ」
いたずら好きのC
「体験でもですか???」
幹部
「そうだね」
いたずら好きのC
「・・・・・・・・・・・」
「すいません・・・やっぱりやめます・・・」
幹部
「そっかあ・・・さっきも言ったけど一度入ってやめたらどんな形かわからないけどバチが当たるからね。」
いたずら好きのC
「・・・・・」

 

そして、長きに渡った不気味な説得の電話は切れた。

 

これで恐ろしい出来事は終わった。

 

やめるとバチが当たるとは一体どういうことだ???

やめるときにペナルティがあるのか?

 

理解できなかった・・・

 

入会していたAにバチが当たる!!!

 

初めて10歳の少年が空に投げたブーメランのように「ぎゅぅぃーーーん」と話しを戻すが、Aは彼女とメールをしていた。

 

CとBは部屋の中にある引っ越しの時に使いそうな紐を見つけ、何気なしにAの足に巻きつけ、その勢いでベットにも巻きつけた。

 

そのまま携帯を持っていない片方の手にも巻きつけベットと結んだ。

さらに携帯を持つ手も同様にベットともに巻きつけた。

 

 

どれも緩く身動きがとれるぐらいの強さで巻きつけていた。

いたずら好きのC
「どう???ゆるい???」
性格変わったA
「あーうごけるよ」

 

相変わらずポチポチと携帯をいじりながら答えた。

 

ゆるかった紐をピンと張って痛くないぐらいにガッシリと縛った。

手も足も動けないぐらいに縛った。

 

もう右手で左手を触ることができなくなっていた。

気づかなかったのかAは相変わらずメールをしている。

 

性格変わったA
「もう動けないよ。ってか動けないって!!!」
奇想天外なB
「それが狙いだよ(キラーン)」

 

Bの発言にいたずら好きのCはおもわず腹を抱えて笑ってしまった。

笑いが止まらず腹筋がつりそうになり、頑張ってお腹をのけぞらせてお腹が吊らないようにしていた。

 

Aにとって永遠ともいえる地獄のような時間が始まった。

 

手始めはくすぐった。

すぐさまAは笑いこけた。

 

手足が縛られているから手足はほとんど動かせない。

でも、まだ余裕があるのか相変わらず携帯をポチポチしている。

 

次にシャツをまくりあげた。

くすぐったりしていたのだが、Bはガサガサとあさってあるものを持ってきた。

 

油性マジックだ!!

 

それで腹に顔を描いた。

そう!まるで腹踊りをする人のように大きなオカメのような顔を描いた。

 

マジックはかなりくすぐったいようだ。

Aの反応は上々だ。

だが、それでも右手には携帯を持ったままだ。

まだまだ余裕の表情をしている。

 

Bは次に定番のあるものを取り出してきた。

 

ヒーリングするために使うようなアロマのロウソクだ。

 

Aはヒーリングなんかするのか?

必要とするのか?

ただのミーハーだろう?

 

そんなことは全くよぎりもせずさっそうとロウソクに火をつけた。

そして、好奇心旺盛のBはロウソクから垂れるロウを余裕たっぷりのAのお腹をめがけて一滴垂らした。

 

性格変わったA
「うおぅっ!!!うおぉぉぉぉ(悲鳴)」

 

それはもう聞いたことのないような物々しい声である。

 

さらにエスカレートしたBとCは至るところにロウソクを垂らし始めた。

さすがにその頃には彼女と楽しんでいた携帯は手から離していた。

ロウソクから一滴たれる度に

性格変わったA
「うおぉっ!!うおぉっ!!ぎゃあぁぁぁぁ!!!」
と心から魂を解き放っていた。

 

Aは携帯どころではなかっただろう。

全身全霊を研ぎすましロウソクが一滴垂れる姿、その瞬間をまばたきせずに目をこじ開けて集中していた。

もう彼女のことは真っ白なキャンバスのように頭から消え去っていただろう。

 

そこでCはあることを疑問に思った。

いたずら好きのC
「ロウソクの垂らす高さで熱さが違うんじゃね?」

 

そこからは3人の共同実験が始まった。

もちろんロウソクを垂らすのはBとCだ。

それから快く実験の手伝いと実験室を提供してくれたAだ。

 

実験は次々と行われた。

この実験は公表されていないため、日常的に知ることは不可能だ。

 

ここでしか実験の結果を知ることができない。

この実験に触れることができることは非常にラッキーだとしか言いようがない。

 

実験は日をまたぐほど長時間にわたった。

 

足からヘソやチクビまで至るところにロウソクを「ポタポタ」と垂らした。

もちろん一度ではない。

いろんな高さを試すために何回も何回も実験が行われた。

 

そして、長時間の実験を行ったのち、ある結論に至った。

  1. 腹のあたりが一番熱い。
  2. 高ければ高いほど熱い。

 

という結論となった。

 

勇猛果敢な3人はかの有名なトーマス・エジソンのようにめげることなく「一つ一つの失敗は成功しない方法をである」と繰り返し繰り返し行われたポジティブな実験の賜物といえる。

 

まさに

「1%のひらめきと99%の努力」

を実証した瞬間である。

 

前代未聞の実験結果について考えてみよう。

腹のあたりが一番熱い

 

これは不思議な感じがした。

確かに足や手などよりはお腹のほうが敏感そうだ。

 

しかし、もっと感度が良さそうなチクビや脇のあたりの方が熱いんじゃないの?

と思ってしまう。

 

不思議なことにお腹のあたりが一番熱いという結論が出た。

なぜかという理由は証明されていないが実験結果はお腹となった。

きっとお腹には熱さを敏感に感じるためのものが秘められているんだろう。

 

高い方が熱い

 

これも不思議だ。

よく考えてみてほしい。

 

ロウソクの先端にはゆらゆらと炎が燃え上がっている。

ロウソクからロウがポトっと一滴垂れる瞬間を想像してみてほしい。

 

熱い炎が燃え上がっているロウソクの先からロウが垂れてくる。

垂れたロウは空気に触れながら落ちてくる。

空気は当然、炎よりも冷たい。

 

ということは、熱かったロウは空気によって冷まされながら落下することになる。

その冷まされる時間が長ければ長いほど落下したときに冷たくなっているはずである。

しかし、実験結果はちがった。

冷まされるはずである高いほうが熱かった。

 

不思議・・・・

 

しかし、これについては自論的な予想がある。

 

落下中にロウが冷めて固まるというものだ。

肌についた瞬間に固まるため、ギュッと固まる感触を熱いという錯覚を起こしていたのではないか?というもの。

 

だが、こういう推論をしても矛盾が生じてしまう。

20歳に満たない3人が大切な睡眠をも犠牲にしながら我が身を呈して

 

性格変わったA
「うおぅぅぅぅぅっっ!!うおぅぅぅぅぅっっ!!!」

 

と悲鳴のように叫びながら行われたロウソクの実験は迷宮入りになってしまうのも納得せずにはいられない・・・

 

次の日、Aは油性マジックで書いた腹おどりの絵をスポンジでこすりまくって微妙な原型を残したまま水泳の授業に出席した・・・

 

楽しい生活の幕が開ける入学式から始まる乱舞する生活

 

過酷な実験を繰り広げた専門学校生活の入学式にも事件は起きていた。

 

無事に高校を卒業したおれは高校時代に経験した数々のトラウマを脱ぎはらい心機一転、新しい生活を始めた。

舞い降りた地は新潟県だ。

 

初めて一人で歩いた新潟は非常に爽やかだった。

お気に入りの茶色いハットをかぶり、なんとなく覚えた道をほのかな記憶を辿りながら意気揚々と寮へ向かって歩いていった。

 

3月下旬といえどもおれが住む田舎ではまだまだ雪が積もっている。

 

想像では新潟もそうだと思っていた。

しかし、見渡すかぎり雪など全くない。

 

代わりと言ってはなんだが海から風が吹いてくる。

かすかに浜のかおりがする。

しかも、思ったより風は強い。

 

寮に向かって歩いているときにハットが飛ばされ車がビュンビュン行き交う道路に転がっていってしまった。

おれは忍者のような洞察力と身軽な動きで車をよけながら取りに行くことはできないので、車がいなくなるタイミングを見計らってすかさず取りに行った。

 

新潟とは恐ろしい街だとさっそくの洗礼を受けた瞬間だった。

 

なんとかかんとかして無事に寮に到着した。

時間予約していた運送業者も来て荷物の運び入れも無事に終わった。

 

大きな家電は新潟で買う予定だったので持ってきていない。

隣の部屋に住んでいるやつとも会うことがあったので挨拶がてら話した。

 

なんとそいつの父ちゃんは有名牛丼屋チェーン店で働いているらしく、レトルト上にパックされた牛丼の素がありふれんばかりにあった。

それをいくらでもくれると言う!!

なんていいやつを隣人に持ったものだと感激した。

 

そして数日が過ぎて、とうとう入学式の日が来た。

隣のやつと一緒に行こうと約束をしていた。

 

こばりん
「っっ!!!!!??????」
「靴がない・・・・(汗)」

 

なんと入学式当日の朝、入学式に出発する直前にスーツの皮靴を買っていなかったことに気づいたのだ。

 

おれの脳内は

こばりん
「やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい・・・・・」

となっていた。

 

入学式はおれが入学する学校だけではなく、グループの学校すべてが一斉に何千人も集まって行われる。

そこにビシッと「新調したスーツを着て、足下は真っ白なスニーカー」なんて姿で登場した暁には壇上でスピーチをするハゲ散らかした来賓よりも記憶に残ってしまうぐらい目立ってしまうんじゃないかとおれの脳内はスパークを起こしていた。

 

どう考えても今からスーツ店になんか行ってられない。

隣人にもう一足あるかなんて聞いてもあるわけがない。

 

運命の人に出会うかもしれない瞬間が待ちわびているのにおニュースーツで足下白スニーカー姿でいた日には「人生オワターーー」になってしまう。

 

それだけはまずい・・・

 

それだけは阻止せねば・・・

 

しかし、どうすればいいんだぁぁーーーー・・・

 

そして、奇跡は起きた・・・

 

数日前から住んでいた部屋の玄関ドアの目の前に古びたスーツの革靴が捨てられていたのだ。

その存在には住み始めた時から気づいていた。

 

しかし、相手にしていなかったし、眼中に入っていなかった。

 

明らかに我が家の玄関の目の前だ。

我が家は角部屋だから、他の部屋の前ではない。

 

ドアを開けた真正面に革靴がドサッとがさつに捨てられていた。

捨てられてから何日も経っているだろう。

何度、雨に当たったのか。

 

こばりん
「そこに捨てるなら普通にゴミに捨てろよなー」

と思ったものだった。

 

しかし、運命とは皮肉なものだ。

入学式当日におれの頭蓋骨の中にある脳は冷や汗をかきまくっていた。

 

そして、運命の扉を開けた。

 

おれはすかさず靴を掴み手当たり次第、クツの状態がどうなっているか舐めるように見まわした。

 

こばりん
「イケるっ!!」

 

そう判断したのち、革ぐつについたホコリや汚れをすぐにティッシュで拭いた。

さらに奇跡的に黒ずみを持っていた。

 

靴の内側と外側はなんでそうなったのかわからないが、擦ったような跡があった。

そこを黒ずみで何度も塗りなおした。

 

元々の輝きを取り戻すことはできなかったガサガサの皮靴を履いて晴れて入学式に参加することができた。

そして出会いなんて全くもってないまま10代最後の青春生活がスタートした。

 

高校時代、おれは入学早々3日目で遅刻した。

専門学校に入ってからは気持ちも切り替え、新たな人生を歩むと誓って入学した。

 

こばりん
「おれは生活態度を改める。
病気でもなんでもないときは当たり前のように学校に行く。
実家ではほとんどやったことがなかった家事をやり、生活費を切り詰める。
友達とは仲良く楽しく過ごす。勉強もある程度はやろう」

と鼻息荒く意気込んであたらしいスタートをきった。

 

そしておれは5日目に遅刻した。

 

こばりん
「まーまー、生活を改めるといってもすぐにはできないよな。
少しずつ少しずつ直していこう」

 

そしておれは遅刻を繰り返した。

 

1ヶ月も経つと遅刻の常習犯になっていた。

 

半年経つと夕方起きるときも日常的にあった。

 

固く決意したはずの生活は半年もしないうちに乾いた泥がボロボロと崩れ落ちるように荒れはじめていった。

 

センコウにキレて授業をボイコットする

 

夏休み、実家に帰ったときに標準語チックな言葉を話していた。

以前まではなまりまくっていたのに、新潟の言葉が染み付いたのだ。

だが、1週間も地元にいると言葉は戻るものだ。

 

実家から新潟にもどり夏休みが明けてから地元なまりをしまくったまま登校した。

 

ある授業のおばさん先生がおれのなまりを聞いてめちゃくちゃ笑っていた。

腹を抱えて笑っていた。

 

最初は黙っていたが、だんだんイライラしてきた。

 

授業中ずっと笑っていた。

普通にウザかった。

 

満員電車に乗っているときに目の前にカップルがいて、顔をマジマジと覗き込んできてゲラゲラと指差しながらあざ笑い続けているのを見ているぐらいムカついた。

 

イライラはピークに達しようとしていた。

 

おばさんに言った。

 

こばりん
「笑いすぎじゃね?」
おばさん先生
「ぎゃははははははははは」
こばりん
「何考えてんの?うざいよ」
おばさん先生
「ぎゃあはははははははは」
こばりん
「・・・・・・・」
おばさん先生
「あーはははははははは」
こばりん
「うぜぇんだぁ!おめえ!」

 

ガシャーンと近くにあったパソコンのマウスを軽く手で払ったときの音が鳴った。

おばさんは急に顔を曇らせ言った。

 

おばさん先生
「もの当たるのはダメだよ!!」
こばりん
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!ふざけんなよっ(怒)クソババぁぁ!!おめえのやったことはいいのかよっ(怒)」
おばさん先生
「ものに当たるのはダメっ」

 

同室内にいて業者に対応していた別の若目のスポーツ系の先生がおれの頭をはたきながら

スポーツ系の先生
「やめろ!」

と幾度となく言いながら叩いてきた。

 

こばりん
「何叩いてんの?(怒)」

 

そしておれは教室から出た。

 

それっきりそいつの授業を受けることはなかった。

のちに担任から呼ばれた。

言われた言葉はビックリするものだった。

そして、俺は

こばりん
「こいつはバカだなー」
「人の気持ちを踏みにじったヤツは先生だから言えないんだろうな」

と心底思った。

担任
「ものに当たっちゃダメだよ」
こばりん
「・・・・・・」
担任
「俺も前にものに当たったことあって学生に注意されたことあるけど、やっぱりものに当たっちゃダメだよ」

 

お前らの考えることはそこかよっ!!!

腹わた煮えくりかえる思いだった。

 

「人の気持ちは壊れてもいいけどモノは壊しちゃダメだよ」

 

と言っている。

 

バカじゃないの!

いまだにこいつらの発言には信じられない。

 

少しずつ少しずつジワっジワっと生活が乱れていくどころか、歩道の下にある水道管工事をしているときに開けていたマンホールに気づかないで歩いていたら「ズドーン」と真っ逆さまにおちるように悪夢がふたたび蘇り始める。

 

学校にはポツポツとしか行かない。

 

朝寝ては夕方に起きるハムスター状態。

 

担任はムカつく。

 

バイトをしたくても受けるところ全部落ちる。

 

金欠で水道光熱費が払えなくて止められてしまう。

 

まるでデジャブをみている悪夢のような生活を送っていた。

 

次の道はない!この卒業式が最後だ・・・

 

おれに次はなかった。

選択肢は働くのみ。

 

高校時代をフラッシュバックした悪夢のような専門学校生活もなんとかギリギリのところで卒業ができた。

 

あと一日休めば留年というところだった。

同じ寮に住んでいる同じクラスで性格の変わったAに起こしてもらって必死にしがみつくように学校に行き、なんとか出席日数を確保できた。

 

本当に辛かった・・・

もうじき卒業だ。

 

真面目に就職活動しているやつもいるが、そんな気分にはなれない。

おれの周りの友達もかなり適当だ。

 

ぶっちゃっけインストラクター専門学校とはいえ、ただのチャラチャラした学校だったとしか思えない。

就職したくない組が大学に行けなくて行き着くところのような学校だ。

 

真面目に入ってきたやつはごく少数だ。

 

就職面接やバイト面接では

面接担当者
「インスタクター専門学校はどんなところなの?」

なんて質問をよく受ける。

 

こばりん
「はいっ!大学に行くだけの頭がなかったので、なんとなく探していたら適当に面接してなんとか入れそうな学校があったので選びました。
そこでは、専攻した学科のインストラクターやプロ選手を目指すところなのですが、それは一握りであり、ほとんどの人はチャランポランに遊んで過ごしています。」

 

なんてバカ正直には答えられない。

 

だからいつも困る。

中身のない回答しかできない。

 

結局、就職活動なんか全くしないまま卒業した。

 

なんにもやる気がなかった。

 

Aは東京に行き、引っ越し屋に就職した。

Bは実家の石屋を継いだ。

Cはなにをしてんのかわからない。

 

卒業後、いく宛てもなかったので田舎の実家に帰ってきた。

 

仕方なしにハローワークに行こうとしたがめんどくさくなり就職案内のチラシを見た。

チラシの中に載ってる仕事で給料が良さそうなところに電話した。

 

すぐに面接をしてくれるということになった。

 

適当に履歴書を書いて、それまでつけていた左耳のピアスを外してスーツを着て面接に行った。

ピアスはその時をきっかけにやめた。

今でも穴はあいたまま塞がらない。

 

面接に行って説明を聞いたら、地元工場で働く派遣社員ということを説明された。

チラシには書いていなかったが

こばりん
「めんどうくさいし、まぁいいや」

と思い、派遣会社の面接は通った。

 

次の日、派遣先予定の工場で面接をした。

明らかに形式だけの面接だとわかった。

 

適当に質問して、なんとなく回答聞いて「はい、わかりました。」というだけの面接。

企業的に一応やっておかなければいけないんだと思った。

 

どうせ派遣社員は使い回しだから・・・

 

次章予告
【6章】人生最大の分かれ目!クビ宣告されたダメ先輩を反面教師にした派遣社員時代

クビ寸前!!クビをまぬがれても会社が倒産して結局辞めることに・・・
倒産前に購入した車のローンは払い終えたの?
そんな先輩が人生をかけて教えてくれるダメな生き方

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